2026年8月の”推し”絵本
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今月の話のタネ
「ラオスフェスティバル2026」で来日された
安 井 清 子 さんにうかがいました
「おはなしきゃらばん」を経て、タイのラオス難民キャンプにて、モン族の子どもたちのための子ども図書館を担当。その後、ラオスにて活動。語り伝えられてきたモン族の民話の録音収集、刺繍での絵本作りなどにも携わっています。
山の村や自宅でも「子ども図書館」を開いています。著書は「空の民の子どもたち」(社会評論社)、「わたしのスカート」(福音館書店)、「ラオス 山の村に図書館ができた」(福音館書店)、「ラオス 森から生まれたモンの民話」(わくわくトゥンテン舎)、「かたつむりとさる」「さるととら」(福音館書店)、「トラと人間のちえくらべ」(わくわくトゥンテン舎)他。ラオスでも、ラオス語での本づくりに携わっています。
東京都出身。国際基督教大学卒。現在、ラオス在。
ラオスフェステイバルでの活動内容をお話しください。
①ラオスのモン族の手作り刺繍クラフトを販売
ラオスフェスは、毎年5月の2日間、代々木公園で開かれ、私は毎年参加しています。「ラオスの山からサバイディー」というブースで、知り合いのモン族の人たちが作る手作り刺繍のクラフトとラオスに関する本を販売しました。
他にもラオスのお祭りのパレードや、料理も食べられる楽しいイベントが開催されました。
②ステージで、ラオスのお話
ステージで、ラオスの民話を紙芝居仕立てにして、お話しました。
3年前には、ラオスで学校をまわってお話する仲間たち(一人は夫)と一緒に、「ピーコンコイ」というラオスの妖怪のお話を劇にして演じました。
ラオスでの絵本活動はどのようにされていますか?
現在、3か所で小さな図書館を作り、運営しています。2か所がモン族の村、1か所が、首都ビエンチャンの自宅の中。絵本やお話に親しんでもらうだけではなく、子どもの居場所でありたい。ラオスのスタッフに、「子どもたちに本を読んであげること」を言い続けてきました。本と子どもをつなげる人の存在なくしては、子どもたちにお話を楽しんでもらうことは難しい。
またラオスは、元々本がとても少ないので、自分でもラオス語で出版をしています。面白い本を作りたい。
スマホが普及し、ますます本離れの状況にはありますが、「お話を心に持つこと」はとても大切だと思うので、まだまだ頑張っていかねばと思っています。
ラオスで読まれている日本の絵本はありますか?
★写真の子どもたちが読んでいるものは、私が訳をして、絵本に貼ったものです。日本から持ってきた絵本にはラオス語訳を貼ることで対応しています。
『きつねのホイティ』
作・絵 シビル・ウェッタシンハ
訳 まつおかきょうこ
出版社 福音館書店
税込価格 1,540円
<内容>
スリランカのウェッタシンハさんの絵本。湿潤なアジアの空気感が伝わってくるようなこの絵と、なんともいえないユーモラスさが、子どもたちにも人気です。
『11ぴきのねこ』シリーズ
(全6巻)
作 馬場のぼる
出版社 こぐま社
税込価格 各1,320円
<内容>
11ぴきのねこのシリーズは、やはりとても人気です。
全冊抱えて、「読んでくれ」と言われることもよくありました。
★他にも、「ぐりとぐら」「おおきなかぶ」など、日本の子どもたちに、ロングセラーで読まれてきたお話は、やはりラオスでも人気があります。
「ラオス・モン族の民話
トラと人間のちえくらべ」
語り ニアブー・ロー
採話・著者 安井清子
絵 宮下昌也
わくわくトゥンテン舎
<内容>
ラオスの民話が日本で絵本になりました。
宮下昌也さんの絵が、物語に命を吹き込んでくれました。

