
いつでも、どこでも、気軽に手に取れる絵本、あらゆる分野を網羅して、心の成長のために、学びのために、安らぎのために、多くの宝物をくれる絵本、どうぞ手に取って読んでみてください。
ひとりで読むのも、家族で読むのも、多くの子どもたちに読み聞かせるのも自由です。
絵本の選者 正岡慧子(絵本・児童文学作家)
絵本の
SOBA(そば)はクロアチア語で「部屋」のこと。
みなさんが絵本のSOBA(そば)で過ごす時間がより充実することを願って情報をお届けします。
2025年9月の”推し”絵本
※各絵本をクリックするとコメントが表示されます。
ようこそSOBAへ
今月のお客様
編集者&作家
中 村 文 人 (なかむらもんど)さん

プロフィール
三重県で生まれ、奈良県で育つ。関西学院大学文学部卒業。経済系の出版社でビジネス書の企画編集の仕事に関わりながら、絵本や児童書などの創作を続ける。
2017年に退社、故郷の奈良に戻り、編集企画シーエーティー/CATパブリッシングを設立。日本児童文芸家協会会員。
主な作品に『みんなだいじななかま』(金の星社)
『コロッケ先生の情熱! 古紙リサイクル授業』(佼成出版社)
『奈良 鹿ものがたり』(佼成出版社)
『仏像“ここ見て”調査隊 京都編・奈良編』(くもん出版)などがある。
「絵本・童話の創作Online 新作の嵐」を主宰する。
編集企画シーエーティー/CATパブリッシング
〒631-0816 奈良市西大寺本町2−16 クレアールKITANO 205
TEL/FAX 0742-77-6415
東京から故郷の奈良に戻ってどんな活動をしていますか
奈良公園の鹿を守るためゴミ拾いをしています

2019年、奈良公園で一頭の鹿が死にました。
検死すると胃の中から3.1キロのレジ袋が出てきたのです。レジ袋を食べ物と思い食べてしまったことによる悲劇です。
鹿たちをポイ捨てゴミから守るため、有志9人で奈良公園ゴミゼロプロジェクトを結成。月1回、奈良公園を歩いてペットボトルやおかしの袋など様々なゴミを集めます。
約30人の参加者が1時間半で10キロ近くのゴミを集めています。
またコロナ禍後、外国人観光客が急増したことで、鹿をいじめる外国人が増えていることが気になります。奈良公園の鹿のことをよく知らないために「鹿いじめ」が起こっています。
そこで、英語で奈良公園と鹿のことを解説したWEBサイト「Welcome to Nara Park」も運営し、啓蒙活動も行っています。
https://welcome-narapark.com/新人作家、画家さんたちに、作品公開の場を提供しています
出版社に在職中からWEBサイト「絵本・童話の創作Online 新作の嵐」を運営しています。
デビューを目指す作家さん、画家さんの応援サイトです。
絵本や童話、イラスト作品を無料で公開できますので、ぜひ覗いてみてください。

週4回、作品などを公開しています。
皆さんの素晴らしい作品を一番初めに拝見できる
「幸せ」を味わっています。(これが運営者の特権!)
作品だけでなく創作のためになる情報も満載。
野村一秋先生の連載「幼年童話の書き方」をぜひどうぞ。
児童文学賞・コンテスト情報も充実しています!
書籍作りの新しい試み
私が運営する編集企画シーエーティー/CATパブリッシングは本年で創業8年目となります。
本年は絵本・児童書の復刻本の刊行も計画しています。著者の先生方が精魂込めて生み出された作品が「在庫切れ・重版未定」となっていることが多々ありますので、そのような状況を何とかしたいとの思いから、復刻市場に出すことを考えました。小さい出版社だからできる新しい試みです。第1作目は、北川チハルさん、かしわらあきおさんの楽しい絵童話
この本を購入された方には読者プレゼントとしてぬり絵が2枚ついています。
お子様に好きな色で塗っていただき、作品を画像にしてCATパブリッシングに送っていただくと、ホームページに掲載させていただきます。
『ハコくん』
北川チハル・作 かしわらあきお・絵
税込価格 1,320円
2013年にWAVE出版より刊行された作品を加筆修正したものです
https://cat-pub.com/?p=2270
https://cat-pub.com/?p=2464

中村さんのご著書を一冊ご紹介ください
涙なしに読めない……悲しい子鹿の物語

『こつぶちゃん物語』
作 中村文人 写真 川地祥介
出版社 CATパブリッシング
税込価格 900円
https://cat-pub.com/?p=1861

内容
2023年1月14日、奈良公園で小さな子鹿が天に召されました。
名前はこつぶ。生後5か月でした。
なぜ、こつぶちゃんはわずか5か月しか生きることができなかったのでしょうか。
奈良公園を訪れるすべての方に、その訳を知ってもらいたい。
こつぶちゃんを案じ、見守り続けた人たちの願いを届けたい――
そんな思いから写真絵本という形にしました。
Yahoo!ニュースにも取り上げられ、多くの読者が涙した写真絵本です。
奈良公園の子鹿を触ってはいけないという理由もわかります。
奈良公園の鹿のケガや病気の治療のために売上の一部で医療品を購入し、寄付させていただいています。