いつでも、どこでも、気軽に手に取れる絵本、あらゆる分野を網羅して、心の成長のために、学びのために、安らぎのために、多くの宝物をくれる絵本、どうぞ手に取って読んでみてください。
ひとりで読むのも、家族で読むのも、多くの子どもたちに読み聞かせるのも自由です。
絵本の選者 正岡慧子(絵本・児童文学作家)
絵本の
SOBA(そば)はクロアチア語で「部屋」のこと。
みなさんが絵本のSOBA(そば)で過ごす時間がより充実することを願って情報をお届けします。
2025年12月の”推し”絵本
※各絵本をクリックするとコメントが表示されます。
10名の方に絵本プレゼント!
2冊セットですよー!
①「みけねこマンション」
<日本新薬こども文学賞第16回最優秀賞受賞作品>
文 小林想葉(こばやしそうよう)
2014年生まれ。神奈川県在住。文章を書くことが大好きな小学5年生(受賞時は4年生)。「紙と鉛筆だけで、いろいろな所へ行ける想像の世界も、作品にしてたくさんの人とつながれる現実の世界も楽しいな!」
絵 Nicolas
1969年生まれ。愛知県在住。フランス・アンジェ出身。東欧的な色彩、バンド・デシネ(フランス語圏の漫画)の表現方法、そして即興的な筆づかいでとらえた印象を生き生きと再現していきたいです。
ストーリー
ある朝のこと、ズドーン!と大きな音が森の方からした。おいらは、ニャゴ兄さんと、トラ兄さんと急いで森へ走った。
「あっ、さくらの木がたおされている!」
「人間が森をこわしてマンションをたてる気だ」
おいらたちは、長老フクロウに相談して作戦をたてた。
いつもは戦っているねずみのデカにも相談をした。
ねずみの大群を見た人間達は大騒ぎをして、工事の計画は大きく変わったんだ。マンションは建ったよ。
動物が安心して住める、とてもよいマンションにね。
②「エビくんとエビギョウザくん」
<日本新薬こども文学賞第17回最優秀賞受賞作品>
文 田中すず花(たなかすずか)
2017年生まれ、東京都在住。歌とウクレレが好きな小学2年生。7歳から、物語をつくりはじめる。このお話しはお腹がへった時に生まれました。この本を読んでニコニコえがおになってほしいです。
絵 ひなきくこ
新潟県在住。子育てとガーデニングをする傍ら絵を描くように。クレヨン、オイルパステル、色鉛筆を用いて、頭で考えるよりも先に筆を動かして、目には見えない世界を描くのが好き。
ストーリー
中華料理屋のおじさんがギョウザをつくっていると、お皿の上にあったシュウマイ用のエビが、一匹ピョーンと飛んできて、エビギョウザになったんだ。でも、ギョウザたちには「見ためは同じでもなかみはギョウザじゃない!」と言われ、シュウマイたちにも「ぜんぜんちがう」と言われ、とうとう我慢できなくて破裂してしまうんだ。そのあと破裂ギョウザくんは、どこへでかけ、どのようにして中華料理屋に帰ってくるのか。冒険がいっぱい、おもしろいよー
日本新薬こども文学賞
この賞は、日本新薬(株)が創立90周年にあたる2009年に創設した文学賞です。
絵と物語を全国から広く募集し、物語部門の最優秀賞作品に、絵画部門の最優秀賞受賞者が絵をつけ絵本として制作するものです。最優秀賞を受賞した小林想葉さんと田中すず花さんは、まだ小学生です。
制作された絵本は、小児科病院を中心とした全国の医療機関や図書館などの公共施設に届けられ、広く子どもたちのもとへ届けられました。
過去の受賞作品は、日本新薬のホームページ、You Tube等にてご覧ください。【https://kodomo-bungaku.jp/】
こちらの絵本を2冊セットで、抽選で10名の方にプレゼントします!
◎応募方法
以下の応募フォームから、お名前、メールアドレス、ご住所、「絵本のSOBA」の感想を明記のうえ、お申込みください。
◎応募締切
2025年12月29日(月)
※当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。
※絵本の発送は、1月下旬ごろを予定しています。
