第12回「食農教育紙芝居コンクール」結果発表
8歳から83歳までの幅広い年代の方々から、過去最多となる349点の応募がありました。厳正な審査の結果、8点の入選作品が決定いたしました。
審査員講評
のびのびとした絵を描いている作品が多く、食べ物を最後まで使い切る生活の技などを取り上げた作品などが目立ちました。こうしたSDGsへの観点も作品に反映させて描いていることは非常にうれしく感じます。一方、食や農についての正しい事実や理解に基づいて表現することも大切ですので、取り上げるテーマをもとに教材研究が必要な作品もありました。
これからも子どもたちや、大人もわくわくするような良い作品を期待しています。
入選作品
最優秀賞/1作品
<賞状・賞金10万円、副賞(JAタウンギフトカード)>

さいとうさんの畑のかぼちゃたちは「いちばんのかぼちゃ」になりたくて、どうにかして大きくなろうと奮闘中。かぼちゃたちとさいとうさんの会話が愉快で楽しく、個性豊かなかぼちゃたちを通じて、育つ楽しみ、育てる楽しみを学べる作品です。
優秀賞/2作品
<賞状・賞金5万円、副賞(JAタウンギフトカード)>
『われらのひみつ しってるかい?』 福井 春菜・香川 瑞姫(神奈川県)

男の子が収穫したサツマイモを使って料理をしているところに、畑で捨てられた葉っぱたちがやって来て、自分たちも食べられるのだと主張します。「普段捨ててしまうものを、食べられる可能性があることを気づいてほしい」という、作者の思いが込められた作品。

太陽をいっぱい浴びたいトマたろう。しかし、雨の日が続いてなかなか太陽に会えない日々が続きます。トマトが緑色から赤色へ変わる様子を描くことで、トマトが苦手な子どもたちに少しでもトマトに興味を持ってもらえるよう、願いを込めた作品です。
佳作/5作品
<賞状・賞金3万円>
『ジビエらーめん』 森 ときえ(石川県)
『まめのゆめ』 むぎボウズ(岐阜県)
『じゃがいもさんにはたねがない?!』 山﨑 朋子(静岡県)
『米(まい)ちゃんのおいしいごはん』 小谷 優維(徳島県)
『いけいけ トマトマン!』 渡辺 久美(熊本県)
※入選者名・グループ代表者名は敬称略


