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2026年9月号 絵本のSOBA

ようこそSOBAへ

今月の話のタネ

ぜひ読んでほしいこの一冊!
1930年代のアメリカに実在した女性図書館員たちの物語

『希望を運んだ図書館:馬に乗って本をとどけた女性たち』
『希望を運んだ図書館』

作 ローレン・H・カースティン

絵 ベッカ・スタッドランダー

訳 中井はるの

出版社 くもん出版

発売年月日 2026年5月

税込価格 1,760円

<帯の言葉>

わたしたちは知っている。すべての人に、本が必要だってことを!

むかし、アメリカの山あいの町や村には、図書館がありませんでした。そんな場所へ、馬に乗って本をとどけていた女性たちがいました。彼女たちは馬やラバに本をのせ、川をこえ、ぬかるみの道を進み、ときには歩いて、子どもや家族のもとへ本を運びました。彼女たちが運んだのは、本だけではありません。知るよろこびと、未来への希望でした。

<あらすじ>

本を運んだのは、公共事業促進局で働く騎馬図書館員と呼ばれた女性たちです。私もその一人でした。最初にしたことは、町の人々に呼びかけて本を集めること。政府は何もしてくれませんでしたから。私たちは明け方のまだ暗いうちに、馬に乗って出発しました。雨の日はびしょぬれになりながら、どんな災難ものりこえて、前に進んでいきました。子どもたちの笑顔と好奇心が心の支えでした。最初は字が読めない人たちのために、読んで聞かせていましたが、字を読める人がだんだんと増えていき、およそ9年の間に150万人に及ぶ人々に本を届けることができました。この騎馬図書館が始まったのは1934年のことでした。
(巻末に詳しい解説があります)

<ピックアップページのご紹介>

ピックアップページのご紹介

馬に乗って本をとどけたのは、勇気があって信念をつらぬく、決してくじけない、たくましい女性たちでした! たくさんの女性たちがこの呼びかけに答え、離れたところに住んでいる人々に本をとどけようと立ちあがったのです。

ピックアップページのご紹介

訪問先では、いつも歓迎されるとはかぎりませんでした。誰もが働かなければならない時代、本を読むのは時間の無駄だと考えられていたからです。でも、子どもたちの心に本は大きな影響を与えました。

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おすすめするポイント

今から 100 年ほど前のアメリカ・ケンタッキー州で、本当にあったお話です。どんなに過酷な状況でも、挫けずに本を届け続ける図書館員たちの勇気と信念に胸を打たれます。ベッカ・スタッドランダーさんによる、山間部の雄大な風景を描いた美しい挿画も印象的です。
巻末には、実際の騎馬図書館の様子を知ることができる貴重な資料写真が多数掲載されています。 本を届ける仕事をしているすべての方に読んでいた だきたい一冊です。

くもん出版 編集部 大江智子

おすすめするポイント

私は親の転勤が多かったため、子どもの頃は本を読んで寂しさを紛らわしていました。その時に出会った本は、まさしく「希望」でした。
書店や図書館で本に出会いましたが、100 年前、馬に乗った女性たちから本を届けてもらった人たちは、どれほど胸を躍らせたでしょうか。 読者として、そして本作りに携わる一人として、心を揺さぶられた一冊です。

くもん出版 マーケティング部 内木滋雅

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