2025年8月の”推し”絵本
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<けんぶち絵本の里を創ろう会エホンキャラバン179>
の皆様

剣淵お話し隊のキャラバンカーは、子どもたちのために絵本や紙芝居をのせて、町を走ります。
キャラバンカーの扉を開くと、ほーら、たくさんの絵本がありますよ。

お話しキャラバンカーはどのように運営されていますか?

講談社が、平成25年に「本とあそぼう全国訪問おはなし隊」の車両を入れ替える際、旧車の寄贈先募集に応募し、譲渡されることになったことがきっかけです。「本とあそぼうおはなし隊」は、過去に剣淵町へ2回訪問していただき、当時から「珍しい車両がやってきた!」と大盛況でした。
剣淵町で寄贈を受けた車両(キャラバンカー)を利用して、要望があった図書館・道の駅・書店・保育所・温泉施設(!)等を年に数カ所訪問しています。
希望日が土日だったり平日だったりするので、その都度、「けんぶち絵本の里を創ろう会」のメンバーから行ける方を募っています。剣淵町絵本の館スタッフはもちろん、農家のおじさんだったり、役場の人だったり、いろいろな職業の人が運転手、読み手、設営として関わっています。
もともと町内イベントには派遣していましたが、大きくて目立つ車両を活かして、せっかくだから「絵本の里けんぶち」もPRして北海道を回ろう!と、当時の絵本の館職員が発案したのがきっかけです。派遣先では地元のおいしいものを食べるというのも楽しみの一つ。北海道内全ての市町村を回るのが目標です!
(キャラバンカーは剣淵町の公用車で、町教育委員会で管理し、「剣淵町絵本の館」と「けんぶち絵本の里を創ろう会」で運営しています)

どんなところで設営されますか?
図書館の駐車場、保育所前の広場、大型書店の芝生エリア、温泉施設のイベント会場、公共施設や商業施設など様々です。
子どもだけの訪問先もあるし、家族連れや大勢の人が訪れる場所もあります。
オファーがあれば、施設の種類は問わず派遣します。

(写真は、過去に道内の子どもセンターでキャラバンカーが訪問したときのものです。)
雪が降る冬の間はどうされていますか?
冬タイヤの替えがないので、雪が降ると大きな車庫でキャラバンカーも冬休みです。大きな車庫には、隣に除雪車が保管されているので、夏に出かける車と、冬に活躍する車が交代で出入りしています。
読み聞かせなどはされますか?

訪問先では、ずっとオープンで出入り自由にしていますが、時間を設定して読み聞かせを行うこともあります。保育所の授業などに利用されることもあります。時々、紙芝居を上演したりもします。
絵本の貸し出しもありますか?
キャラバンカーに積んでいる絵本は貸し出ししていません。時間の許す限り、車内で絵本読み放題、そして絵本の館に来てね、と伝えています。
どんな絵本がよく読まれていますか?
読み聞かせ用も兼ねて載せている大型絵本は、普段子どもたちが手に取ることができないので、どんなジャンルでも興味深く、わくわくしながらページを懸命に開いて読んでいます。
また、家や保育所にある絵本や、お気に入りの作品を、「あ、ここにもあった!」と手に取って読まれることも多いです。せっかくだから、読んだことのない作品にしたら?と思う大人は多いのですが、外の特別な空間で、いつもの絵本を読むのは違った味わいで格別なのでしょうか。

また、キャラバンカーの中でも、絵本の館と同様に親子で別々の本を選んで読んでいることも多いです。特別な場所ですが、おうちの中にいるような感覚で過ごしていただいています。
これからも、どんな世代にも利用していただけるキャラバンカーであり続けたいと思っています。