ポンコツでもおんぼろでもいい。人の間で生きることが嬉しいんだ
文 由美村嬉々
絵 山本久美子
出版社 あさ出版
税込価格 1,540円
海の見える町に一台の自販機がありました。200円を入れると、30秒で熱々のおいしいうどんかそばが出てきます。でも、40年も働いてきた自販機は、もうぽんこつ自販機です。自販機の運営をしている「すみおさん」もずいぶんおじいちゃんになって疲れていました。あっ、いつもの親子がやってきました。正午になれば、ずらりと行列ができるはず。学生の時から20年も通ってくる人、毎日食べに来る人、夜遅く集まってくる長距離トラックの運転手さんたち。でもある日、ぼくの体に張り紙が……えっ、今月末で閉店? どうなる?
