戦火のもと、がれきの下から見つけたたくさんの本はどこへ?

作 ワファー・タルノーフスカ
絵 ヴァリ・ミンツイ
訳 原田 勝
出版社 くもん出版
税込価格 1,760円
ヌールの住むシリアのダマスカスは美しい町だった。けれども、内戦が始まって以来、街は戦場と化し、砲弾が爆発する音が響き、建物は壊れ、みんな地下室へ逃げ込んだ。そんな中、通りに落ちている本を拾ったことから、ヌールはいとこのアミールといっしょに秘密結社「ダマスカス・セブン」をつくり、がれきの中から本を拾っては集めていき、空っぽの地下室に整理して並べていった。街の人たちも助けてくれて、本はどんどんたまっていった。
このお話しはシリアの内戦時にダラヤで若者たちが行った本当の話がもとになっています。
IPPY Book Awards 2022年児童書部門 金賞受賞
Nautilus Book Awards 2023年金賞受賞