なんでぼくばかり働かなくちゃいけないの。その気持ちが変わるとき。

作・絵 よしだるみ
出版社 国土社
税込価格 1,760円
あるところに、おじいさんに飼われているロバがいました。ロバは毎日、背中にたくさんの荷物を載せて村から村へと運んでいき、夜遅くまで働いてとても疲れて帰ってきます。いつも通る牧場の牛を見ては、何もしないで草を食んでいることをうらやましく思っていました。飼い主を乗せて出かける馬に会うと、身軽でいいなあと思い、飼い犬に出会うと、遊んでいられてうらやましいと思うのでした。でも、ロバは仕事が終わって、おじいさんが大きな手で頭をなでてくれると、不思議と疲れがゆるみました。幸せって何でしょうね。