怖くていやだな。患者のわにさんも歯医者さんもドキドキ……。

作・絵 五味太郎
出版社 偕成社
税込価格 1,100 円
互いに顔を合わせて「どきっ」「どうしよう」思いは同じ。だけど、わにさんも歯医者さんも、歯を治療しなくてはなりません。「こわいなあ」「でも がんばるぞ」「かくごはできた」「もうひどいじゃないか」「おこってもはじまらない」二人は同じ言葉を心に浮かべていますが、全く同じ意味ではありません。さすが五味太郎さんの作品。最後はバッチリ「はみがき はみがき」で終わります。ちょっと怖いのに、何ともおかしい治療風景。言葉のたくみさと表情の面白さで笑えます。歯医者さんでよく見かけるロングセラー絵本です。