内容
【日 時】平成30年7月30日(月) 10:00~16:00
【会 場】くまもと県民交流館パレア
【参加数】73名
<講座内容>
■講演「心をやわらかくする読みあい、読み聞かせ」
講師 村中李衣(ノートルダム清心女子大学教授)
子どもの中に流れる時間に寄り添ってみる一分間の冒険、届ける声を意識することから始まり、読み手ごとに適している音があることや、耳をすまして聞く大切さを、実際に体験を通して教えていただきました。自分そして一冊ずつの絵本に似合う読み方を学び、同じ絵本でも刷り版によりちがいがあること、年齢により心に響く方法のちがいなどを読みあい、読み聞かせを通して伝えてくれました。参加者からは、「読む人の声で風景が広がる、自分の声を大事にしたい」「読書の持つ力を改めて実感した」などの声がありました。
■講義
「心にとどく読み聞かせ」
講師 高野和佳子 (NPO法人子育て支援ワーカーズ「ぺぺぺぺらん」代表)
今を生きる子どもたちの言葉環境をふまえ、なぜわたしたちは子どもたちに語り聞かせるのか、根幹をしっかりご説明いただきました。具体的な「読み聞かせ」のポイントや選書方法など、豊富な体験に基づく内容は説得力があり時間がたりないほどでした。参加者からは、「とてもためになるお話で、モチベーションが上がりました」「昔話がとてもよいことを改めて知りました」などの声がありました。
■実技「絵本を読んでみましょう」
講師 熊本県内の読書ボランティアのみなさん、村中李衣
グループに分かれて、一人ずつ絵本などの読み聞かせを実際に行いました。一人ひとりに向けての丁寧な講師からのアドバイスは、とても参考になったようです。「読み聞かせの楽しさがわかったようです」「先生の指導によって、皆さん上手になりました」などの声もありました。